Webサイト作成ツール「Squarespace」新規上場へ:SMB特化で黒字継続
Squarespace

Webサイト作成ツールを提供する「Squarespace」が、近くニューヨーク証券取引所に上場する。

日本では(一時期の積極プロモーションもあって)イスラエル発の「Wix」が有名だが、Squarespaceの方が長い歴史を持っている。

設立は2003年、メリーランド大学の学生だったアンソニー・カサレナ(Anthony Sasalena)による創業だ。それから18年が経過し、ようやく上場することになった。

創業者のカサレナは、今もSquarespaceのCEOを務める。彼は一体どんな人物で、どのような成長をたどったのか。今回の記事では、その全貌について紐解きたい。

「自らの課題を解決するため」に創業

アンソニー・カサレナがSquarespaceを作った目的は、彼自身のためにより良いWebサイト作成ツールを必要としていたからだ。

2004年当時、Webサイトを作る方法の選択肢は今ほど豊富ではなかった。「GeoCities」「Blogger」といったツールはあったが、細かいところをカスタマイズしたいカサレナの性に合わない。

カサレナにとってWebサイトとは「その人の個性を反映する場所」であり、そのためのデザイン機能がどうしても必要だった。

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