PayPal 3Q:史上最高レベルの決算、Venmoと共に決済総額が加速
PayPalホールディングスが11月2日に発表した7〜9月期決算は、最終損益が10.2億ドルの黒字だった。前年比2.2倍の増益である。
売上高は前年比25%増に加速し、54.6億ドルに。営業利益についても前回四半期を更新し、9.8億ドルに拡大した。
足元の業績を牽引しているのは、経済活動の抜本的なデジタルシフトだ。PayPalは多くのオンラインショッピングサイトで有力な決済ツールの一つであり、ユーザー数、決済回数ともに大きな追い風を受けた。
CEOのダン・シュルマンは、現在の状況について「PayPalはワクワクするような変曲点(Inflection Point)にある」と説明した。一体それはどういうことなのか、決算報告の内容について整理しよう。
PayPalの全体像を把握するのにまず重要なのは、決済総額(TPV)の変化だ。