Snap 3Q20決算:厳しい環境でも52%増収、年末シーズンの収益期待が高まる
米国を中心として若者に人気の『Snapchat』を展開するSnapが好調だ。10月20日に発表された2020年7〜9月期決算では、売上高が前年比52%増の6.79億ドルと急伸した。
営業損失は1.68億ドルとまだ大きいものの、これまでの推移を考えると大きな改善といっていい。調整後EBITDAはすでに黒字化しており、営業キャッシュフローもトントンに近いところまできた。
事業さえしっかりすれば、プロダクト開発力やイノベーションを起こす力は大きい。いよいよ面白いフェーズにはいってきたのがSnapという会社だ。
まずは全体のトラクションについて確認しよう。
Snapは広告モデルなので、重要なのはユーザー数とユーザーあたりの売上。二つの数値を押さえれば、事業のだいたいのトレンドが分かる。