対面型決済端末で急成長を続ける「GMOフィナンシャルゲート」

GMOグループの決済端末企業「GMOフィナンシャルゲート」が伸びている。親会社GMOペイメントゲートウェイが主にEコマース用途の「非対面」決済を提供するのに対し、店舗などでの「対面型」決済を展開する。

売上高は2021年9月期に70億円を突破、前年比92%増と大きく拡大した。市場からの評価も高騰し、時価総額は1,200億円を超えた。

パンデミック下では巣ごもり需要でオンラインコマースが大きく伸長した。いわば「対面型」決済には向かい風とも言うべき局面だったが、GMOフィナンシャルゲートの業績は安定的な成長を続けている。

背景にあるのは、対面型決済でも「非接触」「キャッシュレス」の必要性が高まっていることだ。同社のGMVはすでに1.2兆円(前年比87%増)にのぼるが、2025年までには5兆円と大きな目標も掲げる。

今回の記事では、GMOフィナンシャルゲートがどのような事業を展開しているかを紐解き、その成長戦略について考えたい。

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