クラウド運用の稼ぎをIoT領域等に全力投資!JIG-SAWって一体どんな会社?
JIG-SAW 関連資料

今回は、読者の方からリクエストをいただいた「JIG-SAW」についてチェックします。

JIG-SAWは、2001年に北海道札幌市で「アイピー・テレコム(株)」として創業しました。目的は、端末個体認証、および当該システムを支えるセキュアな環境実現のための、オリジナルOSの研究開発。 

2008年になると、システム監視や障害対応などを扱う「自動運用サービス」を目的とする会社に改め、社名も「JIG-SAW」に変更。

2014年には自動運用プラットフォーム「puzzle」をリリース。その翌年に東証マザーズに上場。同年にはIoTデータコントロールサービス「IoT-A&A Service」提供を開始するなど、事業領域を広げています。

この10年の業績推移をみると、上場した2015年前後から成長が大きく加速しています。

2019年12月期の年間売上は17億9,780万円(前年比24.3%増)、経常利益は6億1,771万円(同15.5%増)。経常利益には「投資有価証券売却益」が3.25億円含まれ、営業利益自体は3億1,503万円(前年比11.8%減)となっています。

JIG-SAWが展開する主な事業領域は、クラウドとIoT。それに加え、直近では「再生医療」領域にも足を進めています。

どれも今後の社会で大きな注目を集める分野ですが、JIG-SAWは謎の多い会社でもあります。一体どんな会社なのか、決算書を中心に紐解いてみましょう。

コンセプトは「自動検知&自動制御」

JIG-SAWについて理解する上でまず重要なのが、「A&A(オートセンシング&オートコントロール)」という大きなコンセプトです。

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