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2021年10月8日(金) 新規登録
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おはようございます。 10月8日は「角ハイボールの日」です。所以はサントリー「角瓶」が1937年同日に発売されたから。

マッサンこと竹鶴政孝はその頃、北海道で高品質なウイスキーを完成させようと悪戦苦闘していました。こうして1940年に「ニッカウヰスキー」が誕生。今の日本でも、この二社がウイスキー市場のほとんどを牛耳っています。

テスラを超える戦略

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米ゼネラルモーターズ(GM)は10月6日、投資家向けのイベントを開催。2030年までに売上を倍増させ、利益率(EBITマージン)を12〜14%に引き上げるという野心的な計画について話した。

重要な理由: 米国最大の自動車メーカーであるGMが売上を倍増させるというのは尋常なことではない。荒唐無稽にも思えるビジョンを大手企業が打ち出したのは注目に値する。

成長の源泉として期待するのは、ソフトウェアを中心とする新規事業、それからEV(電気自動車)だ。前者はリカーリング型収益が中心で年平均50%、後者は4〜50%のペースで拡大するという。

収益性が向上する理由に掲げたのが、EV事業のスケールメリットとバッテリーコストの低下(60%削減)。利益率20%以上の新規事業の成長がもう一つの要因だ。

2030年にEV販売による売上高は900億ドルにのぼり、2025年時点でも年に100万台以上を販売すると豪語した。EVおよび自動運転技術には350億ドルの投資を計画している。

ソフトウェア事業の土台となるのが、2030年までに米国で3,000万台にのぼるというコネクテッド車。2023年から生産される次世代車に搭載予定のソフトウェアプラットフォーム「Ultifi」により、年200〜250億ドルの売上機会を見込む。

新事業では、運転支援システム「Cruise」で年500億ドルのポテンシャルがあると主張。保険事業「OnStar」で60億ドル超、軍事部門「Defense」で10億ドルの売上機会をアピールしている。

GMの2020年の売上高は1,225億ドル、調整後EBITは97.1億ドル(売上比7.9%)だった。2030年の売上目標は2,800億ドルにのぼる。

独自戦略を進めるコンビニ

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大手コンビニエンスストアのローソンは7日、2021年3〜8月期決算を発表。営業利益が前年比60%増の267億円と復調した。営業総収入は同じく8%増の3,488億円だった。

重要な理由: コンビニ業界は前年、コロナ禍で大きな逆風にあえいだ。大手の中で三番手に位置するローソンはユニークな戦略を取る。デリバリーサービスや医薬品販売、中国展開がその例だ。

国内コンビニ事業では、店舗ごとの状況に合わせた改装をに着手。8月末までに約800店舗の改装を完了、2021年度中に5,000店舗規模の改装を進める方針だ。

ローソン 営業利益

日常生活をサポートする取り組みとして拡充してきた生鮮品、冷凍食品、日配食品などは引き続き売上が伸長。店内調理サービス「まちかど厨房」は約7,100店舗で展開し、引き続き需要が高いという。

フードデリバリーサービスへの対応にも力を入れてきたが、Uber Eatsやfoodpanda、Woltに加えて7月には「DiDi Food」を導入。4社を合わせた導入店舗数は32都道府県、2,089店舗となった。

Uber Eatsでは、OTC医薬品の取り扱いを9都道府県、41店舗で実施している。

調剤薬局やドラッグストアとの連携も進める。一般用医薬品の取扱店舗数は8月末に254店舗、うち49店舗で調剤薬局を併設している。病院内で展開する「ホスピタルローソン」は339店舗となった。

高級スーパー「成城石井」も好調だ。駅ビルや商業施設内の店舗が好調で、路面店の売上も伸長。営業総収入は539億円(前年比8.2%増)、セグメント利益53.8億円(同12%増)と増えた。

海外事業では中国で3,958店舗(前期末比+614店舗)に拡大。中国国内で営業するコンビニとしては5位、日系コンビニチェーンとしては最大規模であるとアピールする。

教育コンテンツのマーケットプレイス

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オンライン学習サービス「Udemy」が近くNASDAQに上場する。今年前半に上場した「Coursera」と並び、何千万人ものユーザーを抱える世界有数のプラットフォームである。

一方で事業モデルは異なる。

Courseraは大学発のプラットフォームだけあって、スタンフォードなど一流大学の講師がプロデュースする高品質な内容が特徴。一方のUdemyは教職以外の人も投稿できる、マーケットプレイス型のプラットフォームだ。

一見するとCourseraの方が強そうだが、グラフに示した通り売上規模はUdemyの方が大きい。さらに直近では、法人向けソリューションが急角度で伸び続けている。

こちらの記事では、Udemyの創業ストーリーから事業モデル、成長戦略までをご紹介した。ぜひチェックしていただきたい。

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