おはようございます。 タイトルに使っておいて何ですが、Apple自身は「そう、iPhoneならね」というフレーズを一度も使ったことがないそうです。
インターネットを駆け回って見つけたのは、「そう、もしiPhoneじゃなかったら、そんなの、iPhoneじゃないんです」という見事な小泉進次郎構文でした。
Apple Newsroom
Appleは6月7日、開発者向けのカンファレンス「WWDC 2021」を開始し、「iOS 15」を中心に数々の新機能を発表。ここでは、特に注目すべき点をご紹介する。
まずはライブ通話機能「FaceTime」に関するアップデートだ。空間オーディオの適用、雑音の排除に加え、話者の背景をぼかすことも可能に。
リンク共有だけで通話を始められるようにもなった。AndroidやWindows端末を使っている場合も、ブラウザから参加することができる。
会話中に体験を共有できる「SharePlay」も発表。Apple Musicで音楽を一緒に聴いたり、視聴する動画をリアルタイムで合わせられる。連携先はDisney+、hulu、HBOMax、TikTok、Twitchなど。興味深いことにNetflixはない。
画面共有にも対応。個人がZoomで使っているような機能は、FaceTimeでも概ねカバーできることになりそうだ。
カメラ周りのアップデートも強力だ。映っている画像内の文字をテキスト化したり、画像内の看板から店舗の位置情報も紐づける。花の種類や書籍情報まで調べることが可能だ。
テキスト化機能は日本語には非対応。英語や中国語など、7種類の言語を理解できる。
新版のOSは開発者向けのベータ版は既に提供。来月にはパブリックベータ版を開始し、秋には全てのユーザーが利用できるようになる。
Shutterstock
「SmartHR」が約156億円のシリーズD資金調達を発表。クラウド人事労務ソフトを提供する日本のSaaS企業だ。
リード投資家は「Light Street Capital」。米国パロアルトに本拠をおくベンチャーキャピタルで、過去にはPinterestやUber、Slackにも出資していた。
SmartHRは2015年に創業。労務手続きや年末調整といったアナログ業務をテクノロジーで合理化することで、スタートアップから大企業まで人気を集めてきた。
導入企業数は年々拡大、2020年11月には3万社を突破。ARR(年次ストック収益)は45億円(前年比106%)、解約率は0.4%未満だという。小売から製造業、医療・福祉まで幅広い業種で使われている。
関西支社は2019年に開設、2020年には九州、東海にも拠点を構え、日本全国で企業に寄り添ったサービス提供を進めている。
今回の調達で、業務効率化にとどまらない「働きたいと思う環境の整備」のための人事・労務情報のデータ活用を推進。すでに従業員サーベイや分析レポート機能を提供しており、幅広い業種で活用事例を創出する。
先に見据えるのは、人事労務領域を超えて「経営戦略における意思決定を後押し」すること。人材マネジメントのための機能開発にも注力、これからの日本の労働市場に適した人材マネジメントモデルを社会に提案する。
2021年4月に新規上場した米エンデバー。総合格闘技団体「UFC」をはじめ、スポーツ・エンタメ領域で強力コンテンツを有する企業だ。
ルーツは1898年創業の「ウィリアム・モリス」まで遡る。チャップリンやマリリン・モンローも契約した、米国史が誇るタレント事務所だった。
ところが2009年、創業して14年に過ぎない旧エンデバー社と合併。旧エンデバー創立者のアリ・エマニュエルが現在CEOを務める。
エンデバーの事業戦略には、エンタメ企業がデジタル時代を生き残る方策の一つが示される。昨日の記事でご紹介したので、ぜひチェックしていただきたい。
Strainer
伸びてる産業、会社、事業を紹介しまくるStrainerのニュースレター。未来をつくる人に貢献したいという思いで、運営を頑張っています。
無料の読者にも毎回3トピックをご紹介。損することは何もありません。是非、ご家族やご友人、先輩後輩に紹介してみませんか?
ご紹介いただいた暁には、感謝の気持ちとしてオリジナルグッズをお贈りします。 紹介方法はとてもシンプル。以下の3ステップで完了します。詳細は以下のリンクからご覧ください。
🍵 招待ページへ
メールが転送されましたか?こちらで登録しましょう。
有料版のニュースレターはこちら
もっと詳しく知りたい方へ: プレミアムプラン