おはようございます。 Epic GamesがAppleを提訴した裁判で、判事はAppleがゲーム開発者から得ている収益について「不釣り合いに見える」と発言。
出廷したApple CEOのティム・クックは反論。多額の利益を上げている人たちだけが30%手数料を払っているのだと主張しました。これにはおそらく、多くの開発者が反論することになりそうです。
カカオジャパン
漫画アプリ『ピッコマ』を手がけるカカオジャパンが5月20日、香港系投資ファンドへの第三者割当増資により約600億円を調達する。同社によると、2021年の国内コンテンツ企業が受けた出資額として最大規模だ。
カカオジャパンは、メッセージアプリ「カカオトーク」を運営する韓国企業Kakao Corporationの日本法人。調達完了時の企業価値は8000億円を超え、メルカリ(7964億円)や東宝(8084億円)の時価総額と同水準となる。
ピッコマは2016年4月に開始し、今年5月には累計ダウンロード数が2700万回を超えた。2020年7月以降はApp Store(ブックカテゴリ)とGoogle Play(コミックカテゴリ)の合計でセールス1位を獲得している。
グローバルでもセールス1位だといい、「ピッコマが世界一位の漫画アプリ」だとアピールする。
土台にあるのは革新的な取り組みだ。24時間ごとに1話ずつ無料閲覧できる「待てば¥0」制度や、話単位で販売する「話売り」など、今や当たり前になったモデルを初めて導入したのはピッコマだという。
「WEBTOON」と呼ばれるオールカラー・縦スクロール型マンガの配信にも注力。スマホ最適なユーザー体験が好評で、月間販売額が2億円超の『俺だけレベルアップな件』といった人気作品も生まれた。
親会社Kakaoのネットワークを活用し、韓国作品の取り扱いが多いのも魅力の1つ。近年は小説の拡充も進める。今回調達した資金は、「グローバル展開も視野に入れた『ピッコマ』のさらなる事業拡大」 などに充てる方針だ。
Snap, Inc.
『Spectacles』をご存知だろうか。米国の若者を中心に人気のアプリ「Snapchat」が2016年に初めて出したハードウェア製品だ。
特徴はメガネの縁部分に内蔵されたカメラ。見える景色を撮れば、Snapchatに投稿するための映像を作れる。話題を呼んだが大ヒットにはならず。2017年10月時点でユーザーの0.08%しか買わなかったと報道された。
2018年には第2世代、2019年には第3世代とバージョンを重ねた。デザインの更新やカメラの高機能化を進め、値段も上がっていった。
そして5月21日、発表されたのが新世代版の『Spectacles』。初めて本格的なAR(拡張現実)機能を搭載したモデルだ。
SnapはかねてよりAR機能に注力してきた。外部の開発者やクリエイターが参加できる「Lens Studio」とも連携し、メガネの中でエフェクトを見られる。
横部分にはタッチパッドが付いており、アプリと同様に適用するエフェクトを選べる。音声コマンドを起点に、ゲームをプレイすることも可能だ。
今回発表したものも一見して「オモチャ」と言えなくもないが、CEOのエヴァン・スピーゲルは先を見据える。それは、スマートグラスを通じてデジタルと現実世界が互いに溶け込む世界。今後も取り組みは続きそうだ。
Strainer
東南アジアで最も企業価値の大きい上場企業「Sea Limited」。ゲーム、Eコマース、決済という3つの成長領域で業績拡大を続ける。
2021年1〜3月期、ゲーム事業のアクティブユーザー数は6.5億人。『Free Fire』は、東南アジアと南米において7四半期連続で最も売上の大きいモバイルゲームとなった。
直近の取り組みとして真っ先に挙がったのは日本の人気漫画・アニメ『ワンパンマン』とのコラボだ。同じく協業する『進撃の巨人』もそうだが、これらのタイトルは海外でも人気が高い。
ECサイト「Shopee」の流通総額は、すでに楽天の国内EC事業を上回る。足元では東南アジアの成長企業GojeckとTokopediaが統合を発表。Eコマース領域の競争熾烈化が懸念される。
そんな中でSeaがどんな戦略を取っているか、先日の記事にまとめた。是非チェックしていただきたい。
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