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開示資料より作成
古物店の経営で知られる「まんだらけ」が好調だ。11月14日に発表された2024年9月期決算で、売上高は144.6億円(前年比12.5%増)。営業利益は20.8億円(同10.8%増)だった。
まんだらけは1987年に設立。ルーツは1980年に中野ブロードウェイ内に開店した「まんが古書店」。中野ブロードウェイはショッピングセンターと集合住宅の複合ビルで、「サブカルチャーの聖地」としても知られる。
直近では2023年10月に出店した新店舗「まんだらけ京都店」が増収につながった。店頭では国内だけでなく、海外からの来客が増えている。Web通信販売やWebオークションにも世界中から多数の客が集まり、近年は30億円前後が海外向けの売上となっている。
矢野経済研究所の調査によると、葬祭ビジネスの市場規模は1.7兆円(2023年予測)。2019年まで緩やかな拡大傾向にあったがコロナ禍で凹み、復調が進んでいるところだ。
少子高齢化の進む日本において、葬祭ビジネスは伸びそうなイメージがある。しかし同調査によれば、単価下落によって長期的には縮小傾向が続くという。通夜振る舞いや精進落とし等の「飲食費」が減少するといった変化も生じている。
そんな中で拡大を続けてきたのが、名古屋で生まれた葬儀社の「ティア」だ。2024年9月期には買収もあり、売上高が188億円を突破。営業利益も14億円を超えている。株価収益率は約13倍と控えめな水準で、配当利回りは4.6%を超える(執筆時点)。
今回取り上げるのは、中古自動車の輸出ビジネスを手がける「トラスト」という企業。ビジネスモデルもそうだが、その出自も非常にユニークで興味深い。
1988年にニュージーランド出身の親子が立ち上げ、祖国やパプアニューギニア、英国、アフリカなどへの輸出を開始。外国人だけでは日本での上場が難しいと考え、2003年に自動車ディーラーの現・VTホールディングスに売却。翌年に東証マザーズ(当時)への上場を果たした。
目覚ましいのは、ここ数年の売上成長だ。2025年3月期の売上予想は445億円、営業利益は30億円を超える見込み。コロナ前と比べ、売上・利益ともに倍増することになる。
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